キャンプの達人に学ぶ、手作りキャンプ用品
東京都キャンプ協会主催の指導者ミーティング2010「キャンプの達人に学ぶ 手作りキャンプ用品」と題して、持ち運びに便利な道具を自分の手で作ってみようというイベントが行われました。
講師で呼ばれた「キャンプの達人」はというと、エルフィン体験共育クラブ代表の北澤伸之氏。そして当センター所長の野口の両名です。今日はそれぞれがこだわっている手作りキャンプ道具の作り方を伝授させていただきました。 北澤氏は「一斗缶かまど」。野口は「空き缶コンロ」の作り方指導しました。
参加者14名。最初は緊張した面持ちでしたが、東京都キャンプ協会の飯田氏によるレクゲームで場の雰囲気が一気に和みました。さすがです。 空き缶コンロ作りは、釘を刺して缶の底をぬき、画鋲を使って24穴の噴射口を開けます。カッターで傷を付け缶を切り、下部分、内缶部分、上部分の3つのパーツを作りだします。
3つのパーツを合わせれば、空き缶コンロの完成です。午後にはアルミ板を曲げ五徳を作り、各自でお湯を沸かしてティータイム。自作のコンロから上がる青い炎を眺めながら、満足そうな表情が印象的でした。
一斗缶かま作りは、一斗缶を横に使ってかまどにします。上の部分にドリルで穴をあけ、切れ込みを入れ、切った部分をペンチで巻き込んで行きます。こうすることで強度を出します。U字金具やL字金具を使って、足や網留めを作り完成。立派なかまどが出来上がりました。
さっそくかまどに火を入れて、燃焼テストとして、ミニスキレットでパンケーキを焼きました。フライパンでは、リンゴのデザートが出来上がりました。
完成を祝って、パンケーキを食べながら、空き缶コンロで沸かしたお湯で、ティータイムを楽しみました。また、感想発表では手作りの楽しさを満喫できた。真剣に取り組事ができ有意義な時間だった。等の感想をいただきました。
現在は物を作る時間を、お金で買って解決してしまう世の中。物を作ることで創意工夫が生まれます。じっくり物を作るこの時間こそが実はとても大切で有意義なはずなに、、、。今回参加した皆さんは物を作る楽しさを実感できはずです。ぜひこの楽しさを多くの人に伝えていただきたいと思います。(野口)
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