今日の『くろかわ森のようちえん のあそびくらぶ』は、久しぶりの快晴!私たち大人は「晴れたぞ~!」と喜んでいましたが、子ども達にとってはいつもと変わらない様子でした。
まず初めに、いつも森の中に入る前にするお約束と気をつける事のお話をみんなでしました。話を毎回しているので、みんなは慣れっこ。自分達からどんなお約束があるかを話してくれました。そこで、3つお約束を紹介します!
1つめ。「ひとりで勝手に どっかにいかない」これを約束することで、他のお友達と相談して行き先を決めよう、という気持ちが出てきています。
2つめ。「お友達となかよくしよう」単に、ケンカをしないということではなく、他の幼稚園から寄せ集まりの仲間も、み~んなで遊ぼうというメッセージを込めています。
3つめ。「木の棒は気をつけて遊ぼう」最近“木の棒は使ってはいけません”というところがあることを耳にします。のあそびくらぶでは、遊び方に気をつけて遊ぶことを伝えています。
今日も長い竹をみんなで運ぶことを楽しんでいました。そんな中、「そっち持って~!」「あぶないよ~」などと子ども同士で言いながら遊んでいました。こんな姿が見られるようになったのは経験とこの活動の成果かなぁと嬉しく思いました。
今日、みんなで話し合って決めた最初の遊び場は、竹林の中にある隠れた広場です。長い竹をみんなで運ぶ事を楽しんだり、タケノコの皮を集めたり、キノコ探しをしたり・・・それぞれ自分がやりたいことを見つけて遊びました。
何度か来ている子ども達は、歩きにくい場所もなんなくひょいひょい歩いている姿が見られました。森の中の変化に富んだ地形は、子ども達の運動能力を引き出すようです。
後半は、蚊が多い竹林から逃げて、みんなが大好きな土手に遊びが移動しました。初めは「どうやって登るの~?」と言っていた子も、周りの子を見ながら自分でチャレンジして登ることをできていました。木の根っこが登るのを手助けしてくれます。
上手に登れる子は先に登って、お友達の応援をし、まだ慣れていない子は他の子に習って登ります。
違う方から登ったり、土手の坂を消防士さんのように登ったり、色々な方法で昇り降りを楽しんでいました。今日は年中のお友達が多い中、年長のお友達が頑張ってリーダー役となってくれました。坂の途中で「おりられない~こわいよ~」と言っていた女の子に気づいた年長のお友達がやさしく手を差し伸べてくれる・・・こんなほほえましい姿も見られました。
また、隊長役を買って出てくれた他の年長のお友達も、「そこで止まって!」「そっち行ったらだめだよ!」とみんなに注意を促したり、何をするかの相談をする時には自分の意見だけでなく、他の子の意見を聞きながら話し合いを進める姿も見られました。
←好きな場所でのおやつでしたが、みんな集まって食べていました・・・(笑)
今日の“のあそびくらぶ”では、子ども達の成長や変化が多く見られました。森の中で、子ども達がやりたい事を引き出し、自分達で考えて行動できるような関わりをしていきたいと思います。
残念ながら、前半の“のあそびくらぶ”は今日で終わり。次回は9月となります。しばらくみんなと会えなくなりますが、夏休み明けの大きくなった子ども達に会える日を楽しみにしています。『また元気に遊ぼうね!』
野村(なおなお)